75%は圏外「ポケポケ」知らないと損するデッキ使用率TOP10とランクマB4a環境の読み方

『ポケモンカードゲームポケット(ポケポケ)』の公式が、2026年9月14日19:30にランクマッチ シーズンB4の「デッキ使用率TOP10」を発表しました。この記事を読めば、1位から10位までの全順位と使用率が数字でまるごと分かるうえに、その数字を「いつまで・どこまで信じていいのか」まで自分で判断できるようになります。公式が出す使用率TOP10は、攻略サイトのTier表と違って推測がいっさい入っていない実測値です。ただし実測値には実測値の落とし穴があり、そこを知らずに読むと「今いちばん強いデッキの一覧表」だと勘違いして、ランクマで真逆の構築を握ってしまいます。今回のB4のデータは、その落とし穴がポケポケの歴史上でもっともきつく出た回でした。1位でさえ4.66%、TOP10を全部足しても24.57%しかなく、残りの約75%は「TOP10圏外のデッキ」です。まずは全10位の生データを確認したうえで、この数字がいつ取られたものなのかを一緒に押さえていきましょう。

ゲートン
ゲートン
公式が出した数字だから正確——それは合ってるぜ。でもな、この表が取られたのは8月26日までだ。ロケット団の野望が配信されたのはその翌日、8月27日。つまりこのTOP10には新弾のカードが1枚も入っていないんだ。まずはそこを頭に入れてから順位を見てくれよな!
★ここがオススメ★

■ 公式発表のシーズンB4 デッキ使用率TOP10を、1位から10位まで使用率つきで全部掲載
■ 集計期間2026年8月12日15:00〜8月26日14:59・全ランク対象という「データの条件」を明示
■ 集計終了の翌日に新弾が配信された事実を時系列で整理し、この表を読み違えないための注意点を解説

▶ アプリリンク

プロモーション含みます。

Pokémon Trading Card Game Pocket
Pokémon Trading Card Game Pocket
開発元:The Pokemon Company
無料
posted withアプリーチ

【速報】公式が出したシーズンB4 デッキ使用率TOP10
【全10位・使用率つき】

ポケポケ ランクマッチ シーズンB4 デッキ使用率TOP10(公式発表)

出典:ポケポケ公式X

まずは結論から、公式発表そのものを置きます。ポケポケ公式X(@PokemonTCGP_JP)が2026年9月14日19:30に投稿した「ランクマッチ シーズンB4 デッキ使用率TOP10」の全10位が以下です。攻略サイトの推定でも大会の抜き取りでもなく、運営が自前の対戦ログから出した実測値です。

 

シーズンB4 デッキ使用率TOP10(全10位・使用率つき)

順位 デッキ 使用率
1位 メガレックウザex・ハクリュー 4.66%
2位 フーパex・メガアブソルex・ダークライex 4.37%
3位 メガルカリオex・ウソハチ・ルカリオ 3.61%
4位 メガチルタリスex・エーフィ・ダークライ・ププリン 3.33%
5位 メガライボルトex・エレザード 3.18%
6位 パオジアンex・スイクンex・セグレイブ 1.24%
7位 メガリザードンYex・エンテイex 1.23%
8位 メガフシギバナex 1.03%
9位 ビークインex・オーガポン みどりのめんex・ツボツボex 0.97%
10位 フライゴンex 0.95%

この表を一度でも眺めた人なら、たぶん最初に引っかかるのは「1位なのに4.66%しかないのか」という点だと思います。100人が対戦していたら、そのうち1位のデッキを握っているのは5人いるかどうか。そして6位から下は全部1%台です。1位と10位の差でさえ4.66%対0.95%で、数字そのものがどれも小さいという特徴があります。この「全体的に低い」ことがどれくらい異常なのかは、過去シーズンと並べて初めて見えてくるので、記事の後半で全シーズンの数字と突き合わせます。

 

公式ポストは2026年9月14日19:30 — 「全ランク対象」と明記されている

このデータで見落としてはいけないのが、公式ポストが「全ランク対象」と明記していることです。ここ、地味ですがかなり重要です。

  • 対象がマスターボールランクだけではない:ビギナーランクからマスターボールランクまで、シーズン中にランクマッチを回した全プレイヤーのデッキが母数に入っています。
  • つまり「上位帯の流行」ではなく「全体の流行」:上位帯でしか回らないような繊細な構築より、低〜中ランク帯で握られやすいデッキのほうが数字を押し上げます。
  • 大会データとも別物:非公式の大会データベースに出てくるシェアは、競技志向のプレイヤーが登録した構築の集計なので、母集団がまったく違います。

ですので、この表は「トップランカーが勝つために選んだデッキの一覧」ではなく、「ポケポケのランクマッチに潜ったら、どれくらいの頻度でそのデッキと当たるか」の実測値と読むのが正しい読み方です。マスターボールランクの上位だけを狙っている人にとっては、この表がそのまま「上の環境」を意味するわけではない、ということでもあります。

 

同じポストに書かれていた「シーズンB4a も近日開催予定」

もうひとつ、同じ2026年9月14日のポストには「ランクマッチ シーズンB4a も近日開催予定」という一文が添えられていました。つまり公式は、B4の結果発表と同時に「次のシーズンはまだ始まっていない」と告げているわけです。

逆に言えば、この発表があった2026年9月14日時点で、ポケポケのランクマッチは開催されていないということになります。今このTOP10を見ている多くの人は、ランクマッチそのものが回っていない期間にこの表を読んでいる、という少し不思議な状況に置かれています。B4aがいつ始まるのか、なぜこれだけ間が空いているのかは記事の終盤であらためて扱いますが、ここでは「この表は終わったシーズンの記録であり、いま走っているシーズンのものではない」とだけ押さえておいてください。

 

このデータは「いつの」ものか
集計期間2026年8月12日15:00〜8月26日14:59

シーズンB4の集計期間は2026年8月12日15時から8月26日14時59分

図解は当サイト作成。図中に引用した画像の出典:ポケポケ公式X

公式ポストには使用率だけでなく、集計期間が2026年8月12日(水)15:00〜8月26日(水)14:59、対象は全ランクとはっきり書かれています。使用率の数字ばかりに目が行きますが、実はこの1行のほうが、表の読み方を決める重要な情報です。

 

会期は14日間・全ランク対象 — ここが「データの条件」

8月12日15:00に始まり、8月26日14:59に終わる。ちょうど14日間です。開始も終了も15:00区切りになっているのはポケポケ全体の仕様どおりで、シーズンB4はぴったり2週間で完結しています。

この「14日間」という長さは、データとしてはけっこうシビアです。1か月あるシーズンなら、序盤に流行ったデッキが中盤で対策され、終盤にまた別の構築が出てくる——という揺り戻しが平均化されます。ところが2週間だと、プレイヤーが構築を練り直して環境が一巡するかどうかというところで集計が終わります。つまり出てくる数字は、「その2週間のあいだに何が握られていたか」のスナップショットであって、環境の最終形とは限りません。

 

使用率データには「賞味期限」がある

ここで、この記事全体を通して使う考え方をひとつ導入します。使用率データには賞味期限がある、という考え方です。

使用率という数字は、生鮮食品に近い性質を持っています。撮られた瞬間がいちばん正確で、時間が経つほど実態からズレていく。そしてポケポケの場合、その賞味期限を一気に縮めるイベントが定期的に発生します。

  1. 新しい拡張パックの配信:使えるカードプールそのものが増えるので、上位デッキの顔ぶれが入れ替わります。賞味期限を切る最大の要因です。
  2. 新シーズンの開始:ランクが再配置され、プレイヤー層の分布が変わります。同じデッキでも遭遇率が動きます。
  3. 対策の浸透:上位デッキが公表されると、それを狩るための構築が組まれます。公式が使用率を発表すること自体が、次の環境を動かす材料になります。

この3つのうち1つでも起きていたら、その使用率表はもう「過去の記録」として読む——これが安全な向き合い方です。そして今回のB4のデータは、あとで見るとおり、このうちのいちばん重い「新しい拡張パックの配信」を集計終了の直後にまたいでいます。

 

シーズンは2週間単位で回っている — 直近の会期一覧

「2週間で1シーズン」がどれくらい定着した運用なのか、直近のシーズンの会期を並べてみます。シリーズAの最後にあたるA4bから、今回のB4までです。

シーズン 開始日時 終了日時 会期の長さ(当サイト算出)
A4b 2025年10月1日 15:00 2025年10月27日 14:59 26日間
B1 2025年11月27日 15:00 2025年12月14日 14:59 17日間
B1a 2026年1月9日 15:00 2026年1月26日 14:59 17日間
B2 2026年2月11日 15:00 2026年2月25日 14:59 14日間
B2a 2026年3月11日 15:00 2026年3月25日 14:59 14日間
B2b 2026年4月13日 15:00 2026年4月27日 14:59 14日間
B3 2026年5月13日 15:00 2026年5月27日 14:59 14日間
B3a 2026年6月15日 15:00 2026年6月29日 14:59 14日間
B3b 2026年7月15日 15:00 2026年7月29日 14:59 14日間
B4(今回) 2026年8月12日 15:00 2026年8月26日 14:59 14日間

会期の日付はポケモンWiki「ランクマッチ (ポケポケ)」の一覧に基づき、日数は当サイトが算出したものです。

並べるとはっきりします。シリーズAの最後(A4b)は26日間ありましたが、シリーズBに入ってB1・B1aの17日間を経て、B2以降は6シーズン連続でぴったり14日間で固定されています。今回のB4もその延長線上にあります。

この運用が意味するのは、使用率のスナップショットが2週間おきに撮り直されるということです。裏を返せば、1枚の使用率表が現役でいられる期間も、基本的には2週間程度だと考えておくのが安全ということになります。

 

【最重要】このTOP10は
「ロケット団の野望」環境のデータではない

シーズンB4の集計はロケット団の野望の配信前日に終わっている時系列

図解は当サイト作成。図中に引用した画像の出典:ポケポケ公式X

ここが、この記事でいちばん伝えたいポイントです。公式が2026年9月14日に発表したシーズンB4のTOP10は、テーマ拡張パック「ロケット団の野望」が配信される前のデータです。日付を並べれば一目で分かります。

 

時系列で見ると、集計終了の「翌日」に新弾が出ている

日時 出来事 TOP10のデータとの関係
2026年7月30日 拡張パック「天空の支配者」(B4)配信 集計対象のカードプールがここで確定
2026年8月12日 15:00 ランクマッチ シーズンB4 開始 集計開始
2026年8月26日 14:59 ランクマッチ シーズンB4 終了 集計終了(データはここで止まる)
2026年8月27日 10:00 テーマ拡張パック「ロケット団の野望」(B4a)配信 集計終了の翌日。新弾カードは1枚も含まれない
2026年9月14日 19:30 公式XがシーズンB4のTOP10を発表 発表時点で、環境はすでに新弾へ移行済み

集計が止まったのが8月26日14:59。新弾「ロケット団の野望」が配信されたのが翌8月27日10:00。その間、わずか19時間ほどしかありません。つまりこのTOP10は、新弾カードが1枚も使われていない状態の環境の記録です。これは推測ではなく、公式が明示した集計期間と、公式に告知された配信日時を並べただけの事実です。

 

「これが今の最強デッキ表だ」と読むと確実に事故る

ここで読者がいちばんやりがちな誤読を、はっきり書いておきます。

このTOP10を「2026年9月現在の最強デッキランキング」だと思って、上から順にデッキを組むのは危険です。

理由は単純で、この表が撮られたあとに、環境を動かす要因のうち最大のもの——新しい拡張パックの配信——がすでに発生しているからです。先ほどの「使用率データの賞味期限」で挙げた3つの要因のうち、1番目がまるごと当てはまります。しかも配信は集計終了の翌日ですから、この表には新弾の影響が0%しか反映されていません。9月時点でこの表を見て「1位のデッキを組めば勝てる」と判断するのは、先月の天気予報を見て今日の傘を決めるのと同じことです。

誤読のパターンを整理しておきます。

  • やりがちな誤読①:「公式発表=最新」と思い込む。発表日(9月14日)と集計期間(8月12日〜8月26日)は別物です。公式が出した日が新しくても、中身のデータは古いままです。
  • やりがちな誤読②:「TOP10に入っていないデッキは弱い」と判断する。TOP10はあくまで使用率、つまり使われた数のランキングであって、勝率のランキングではありません。
  • やりがちな誤読③:「新弾のカードが入っていないのは、新弾が弱いからだ」と結論づける。単に集計期間に新弾が存在しなかっただけで、強弱の情報はこの表にいっさい含まれていません。

 

では、この表はどう使えばいいのか

「古いデータなら見る意味がないのでは」と思うかもしれませんが、そうではありません。この表は「現環境のカンニングペーパー」としては使えませんが、「基準点」としては最高の資料です。使い道は主に3つあります。

  1. 新弾直前の到達点を知る:新弾が来る直前、プレイヤーがどの構築に落ち着いていたかが分かります。ここを出発点に、新弾で何が伸びたかを差分で考えられます。
  2. 公式の実測値という唯一性:全ランク対象でこの粒度の実測値を出せるのは運営だけです。攻略サイトのTier表や非公式の大会データとは、母集団も測り方も違います。
  3. 過去シーズンと比較できる:公式は毎シーズン同じ形式でTOP10を出しているので、シーズン同士を横に並べて環境の性質そのものを比較できます。B4の数字の異常さは、この比較で初めて浮かび上がります。

つまり「今どのデッキを組むか」の答えはこの表には書かれていませんが、「B4という環境がどういう形をしていたか」の答えは完璧に書かれているということです。ここまでで、データの生の中身(h2-1)と、それがいつ撮られたものか(h2-2)、そして何が写っていないのか(h2-3)が揃いました。ここから先は、この24.57%という数字がポケポケの歴史のなかでどれほど特異なのかを、過去の全シーズンと突き合わせて確かめていきます。

 

【独自集計】1位でも4.66% — これはポケポケ史上もっとも「分散した」環境だった

全16シーズンの1位使用率比較 B4の4.66%が史上最低

図解は当サイト作成。図中に引用した画像の出典:ポケポケ公式X

シーズンB4のデッキ使用率TOP10を見て、最初に引っかかるのは順位ではなく1位の数字そのものです。メガレックウザex・ハクリューが堂々の首位を取りながら、その使用率は4.66%しかありません。100人とマッチングして、当たるのは5人いるかどうか。首位デッキなのに、体感では「たまに見るデッキ」の域を出ないのです。

これが感覚ではなく異常値であることを示すために、ランクマッチが始まったシーズンA2bから今回のB4まで、全16シーズンぶんの「1位デッキの使用率」を並べてみました。公式が各シーズン終了後に発表してきた数字を、ひとつの表に集約したものです。

 

全16シーズンの「1位デッキ使用率」一覧

シーズン 1位デッキ 使用率 高い順
A2b ダークライex・ギラティナex 7.12% 11位
A3 ソルガレオex・エアームド 8.82% 5位
A3a マッシブーンex・フェローチェ・テッカグヤ 10.84% 4位
A3b ギラティナex・ニンフィアex・ゲッコウガ 7.70% 9位
A4 ニンフィアex・イーブイex・エーフィex 6.97% 13位
A4a ギラティナex・スイクンex・ゲッコウガ 12.88% 2位
A4b ギラティナex・スイクンex・ゲッコウガ 15.49% 1位(史上最高)
B1 メガアブソルex・アブソル・サザンドラ 7.63% 10位
B1a ゲッコウガex・スイクンex・ゲッコウガ 7.08% 12位
B2 メガアブソルex・サザンドラ・ウツロイド 11.28% 3位
B2a パオジアンex・スイクンex・セグレイブ 8.44% 7位
B2b メガチルタリスex・ダークライ・ププリン 7.71% 8位
B3 メガバシャーモex・ポワルン たいようのすがた 5.90% 14位
B3a メガチルタリスex・エーフィ・ダークライ・ププリン 8.79% 6位
B3b ミライドンex・ジバコイル・ゼラオラ 5.83% 15位
B4 メガレックウザex・ハクリュー 4.66% 16位(史上最低)

「高い順」は、この表の使用率を高い順に並べ直したときの位置です。B4の4.66%は、16シーズン中の最下位。つまりランクマッチが実装されて以来、もっとも「1位が弱い」シーズンだったということになります。

 

次点はB3b 5.83%、その次がB3 5.90% — 直近が地続きで下がっている

16シーズンを通して2番目に低いのはB3bの5.83%、3番目がB3の5.90%です。ここで注目したいのは、この「低い側」の上位3つがすべて直近のシーズンで占められていること。B3(5.90%)→B3a(8.79%)→B3b(5.83%)→B4(4.66%)と、B3a で一度盛り返しているものの、大きな流れとしては首位の突出度が落ち続けている状態です。

B4の4.66%は、その流れの延長線上にある「もう一段の下落」でした。B3bの5.83%からさらに1.17pt下がって記録更新、という形になります。

 

16シーズン平均8.57%を3.91pt下回るという異常さ

上の表の16個の数字を平均すると8.57%になります。これがポケポケのランクマッチにおける「1位デッキの標準的な強さ」です。だいたい12人に1人が使っている、というのが平均的な首位デッキの姿でした。

B4の4.66%は、この平均を3.91ptも下回ります。パーセントポイントの差だと実感が湧きにくいので言い換えると、平均的なシーズンの首位デッキと比べて、B4の首位デッキは半分ちょっとしか使われていないということです。「1位を対策すれば勝率が上がる」という前提が、そもそも成立しにくい数字になっています。

 

史上最高A4bの15.49%と比べると、B4は約3割の水準

逆方向の極端も見ておきましょう。史上最高値はシーズンA4bの15.49%、デッキはギラティナex・スイクンex・ゲッコウガです。このデッキはA4aでも12.88%で首位を取っており、2シーズン連続で環境を支配していました。

15.49%というのは、ざっくり6〜7人に1人がその1つのデッキを握っている状態です。ランクマを10戦回せば1〜2回は確実に当たる。相手の初手を見た瞬間に「またこれか」と分かる。そういう環境でした。

B4の4.66%は、この15.49%に対して約30.1%(4.66 ÷ 15.49)。史上最盛期の首位デッキの、およそ3割の密度しかないという計算になります。同じ「1位」という肩書きでも、中身の重みがまったく別物だと分かります。

 

「1位が15%の環境」と「1位が4.66%の環境」で、対策の立て方はこう変わる

ここが実戦に効いてくる部分です。首位の使用率が違うと、デッキ構築の考え方そのものを切り替える必要があります。

観点 1位が15%台の環境(A4bなど) 1位が4.66%の環境(B4)
メタ対象 1つのデッキに絞って刺す 絞れない。刺す相手が定まらない
ピンポイント対策カード 1〜2枚積む価値が十分ある 腐る確率のほうが高い
デッキの型 特定の相手に勝つための尖った型 誰に当たっても崩れない安定型
枠の使い方 メタ枠に割く 事故率を下げる枠・汎用札に割く
連勝の作り方 トップメタに勝てば伸びる 自分の型を早く安定して回すほうが伸びる
情報収集 1位のレシピを読み込む 上位数デッキの「共通の勝ち筋」を掴む

要するに、4.66%環境ではメタ読みの投資対効果が下がるということです。相手を想定して用意したカードが、10戦のうち9戦で手札の邪魔になるなら、その枠は自分のデッキを安定させるカードに回したほうが期待値が高い。B4のデータは、そういう構築判断を数字で裏付けています。

 

【独自集計】TOP10を全部足しても24.57% — 残り75.43%は「圏外」

全16シーズンのTOP10合計使用率比較 B4の24.57%が史上最低で圏外75.43%

図解は当サイト作成。図中に引用した画像の出典:ポケポケ公式X

1位が低いだけなら「今回は横並びだったんだな」で終わります。しかしB4の本当の異常さは、TOP10を10個ぜんぶ足し合わせた合計値を見たときに現れます。

B4のTOP10合計は24.57%。4.66 + 4.37 + 3.61 + 3.33 + 3.18 + 1.24 + 1.23 + 1.03 + 0.97 + 0.95 を足した数字です。公式が発表した「よく使われているデッキ10個」を全部合わせても、全体の4分の1に届かないという状態でした。

 

16シーズンのTOP10合計使用率一覧

こちらも全16シーズンぶんを並べます。「圏外」列は100 − TOP10合計で出した、TOP10に入っていないデッキの合計シェアです。

シーズン TOP10合計 圏外(100−合計) 合計の高い順
A2b 33.31% 66.69% 8位
A3 34.05% 65.95% 6位
A3a 43.78% 56.22% 1位(史上最高)
A3b 32.95% 67.05% 10位
A4 30.88% 69.12% 13位
A4a 30.40% 69.60% 14位
A4b 35.52% 64.48% 4位
B1 36.14% 63.86% 3位
B1a 33.28% 66.72% 9位
B2 27.89% 72.11% 15位(下から2番目)
B2a 35.37% 64.63% 5位
B2b 37.55% 62.45% 2位
B3 32.55% 67.45% 11位
B3a 34.09% 65.91% 7位
B3b 30.30% 69.70% 12位
B4 24.57% 75.43% 16位(史上最低)

B4の24.57%は16シーズン中の最低値。次に低いのはB2の27.89%で、そこからさらに3.32pt低い位置にあります。16シーズンの平均は33.29%ですから、B4はこれを8.72pt下回っていることになります。

ちなみに史上最高はA3aの43.78%。マッシブーンex・フェローチェ・テッカグヤ(10.84%)とラムパルド・シルヴァディ(10.40%)の2強が10%台で並び、3位のソルガレオex・マシェードも6.37%あった、はっきり「上が決まっていた」シーズンです。B4はその半分強の集中度しかありません。

 

100 − 24.57 = 75.43 — 4戦に3戦は「表に載っていないデッキ」と当たる

この数字の使い方は単純です。TOP10の合計が24.57%なら、それ以外のデッキ、つまり公式のTOP10に名前が出ていないデッキの合計シェアは、

  • 計算: 100 − 24.57 = 75.43%
  • 読み替え: ランクマで対戦相手を100人引いたら、75人はTOP10圏外のデッキ
  • 体感の言い方: 4戦に3戦は、表にないデッキと当たる

「4戦に3戦」は、75.43%を4分の3(75%)に丸めた言い方です。10戦回せば7〜8戦は圏外デッキ。20戦なら15戦。ランクマを回している最中の体感として、これはかなり重い数字です。

 

「TOP10を丸暗記してメタを読む」が効きにくい環境

攻略記事の定番として「環境TOP10を覚えておこう」というアドバイスがあります。これはTOP10合計が35%前後ある普通のシーズンなら有効です。3戦に1戦以上は覚えたデッキと当たるので、暗記が試合中の判断に直結します。

ところがB4では、その暗記が4戦に1戦しか発動しません。残りの3戦は、覚えていないデッキとの手探りの試合になります。「相手のデッキを特定して最適な返しを選ぶ」という勝ち方の再現性が下がっているわけです。

もう少し踏み込むと、圏外75.43%の中身は「弱いデッキの寄せ集め」ではありません。10位のフライゴンexですら0.95%あるということは、圏外にも1%弱に迫るデッキがいくつも潜んでいる可能性が高い。上と下の差が小さいからこそTOP10に入らなかっただけで、遭遇したら普通に負ける相手が大量にいる、という読み方が正確です。

 

では、暗記の代わりに何を持つべきか

TOP10の丸暗記が効かない環境で、代わりに効くのは「デッキ名」ではなく「型」で相手を分類する読み方です。

  • 速度で分ける: 相手が何ターン目に大技を撃ってくる型か。先に殴りきるか、耐えてから返すかの判断材料になる
  • エネルギーの色で分ける: 初手のエネルギー色が分かれば、圏外デッキでも大まかな脅威度は推測できる
  • ベンチを並べるか否かで分ける: 展開型か単騎型かで、こちらの狙う的が変わる
  • 汎用札を厚く: 特定デッキ専用のメタ札ではなく、どの相手にも一定の仕事をするカードを優先する

デッキ名を75%ぶん暗記するのは不可能ですが、型は数種類しかありません。B4のような分散環境ほど、分類軸で戦うほうが安定します。

 

5位と6位のあいだにある2.56倍の断層 — 実質「TOP5環境」

シーズンB4の5位と6位のあいだにある2.56倍の断層

図解は当サイト作成。図中に引用した画像の出典:ポケポケ公式X

ここまで「B4は分散している」と繰り返してきましたが、10個の数字を順番に眺めると、実はきれいに2つのグループに割れていることが分かります。1〜5位と、6〜10位です。しかもその間には、他のどこにもない大きな段差があります。

 

順位ごとの落差を全部並べてみる

B4のTOP10について、「ひとつ上の順位の使用率 ÷ その順位の使用率」を計算したものが右端の列です。使用率の列を見れば誰でも再計算できます。

順位 デッキ 使用率 ひとつ上との倍率
1 メガレックウザex・ハクリュー 4.66%
2 フーパex・メガアブソルex・ダークライex 4.37% 1.07倍
3 メガルカリオex・ウソハチ・ルカリオ 3.61% 1.21倍
4 メガチルタリスex・エーフィ・ダークライ・ププリン 3.33% 1.08倍
5 メガライボルトex・エレザード 3.18% 1.05倍
6 パオジアンex・スイクンex・セグレイブ 1.24% 2.56倍(断層)
7 メガリザードンYex・エンテイex 1.23% 1.01倍
8 メガフシギバナex 1.03% 1.19倍
9 ビークインex・オーガポン みどりのめんex・ツボツボex 0.97% 1.06倍
10 フライゴンex 0.95% 1.02倍

倍率の列を上から追うと、1.07 → 1.21 → 1.08 → 1.05 と、1位から5位まではほぼ横並びで降りていきます。4.66%から3.18%まで、5デッキが1.5pt弱の幅にひしめいている状態です。

ところが5位から6位に移った瞬間、3.18% → 1.24%2.56倍の落差が発生します。そしてその下、6位から10位までは 1.24%・1.23%・1.03%・0.97%・0.95% と、ふたたび1%前後の団子状態に戻ります。倍率も1.01〜1.19倍で、段差らしい段差はありません。

つまりB4のTOP10は、「3%台の5デッキ」と「1%前後の5デッキ」という、性質のまったく違う2階建てだったということです。

 

TOP5合計19.15%は、TOP10合計24.57%の77.9%を占める

この2階建て構造は、合計値でも確認できます。

  • TOP5合計: 4.66 + 4.37 + 3.61 + 3.33 + 3.18 = 19.15%
  • TOP10合計: 24.57%
  • TOP5がTOP10に占める割合: 19.15 ÷ 24.57 = 77.9%

TOP10というくくりの中身の8割近くが上位5デッキに集中しています。逆に言えば、6位から10位までの5デッキを全部足しても、TOP10の2割強にしかなりません。「TOP10環境」と呼ぶより「TOP5環境+その他」と呼ぶほうが、実態に近い構造です。

 

1位÷10位は4.91倍 — 過去シーズンと比べて上位の突出が小さい

もうひとつ、環境の形を測る指標として「1位の使用率 ÷ 10位の使用率」があります。この値が大きいほど、TOP10の中で上位だけが飛び抜けている「ピラミッド型」。小さいほど、10デッキが横並びの「台形型」です。

シーズン 1位の使用率 10位の使用率 1位÷10位 環境の形
A4a 12.88% 0.82% 15.71倍 極端なピラミッド型
A4b 15.49% 1.06% 14.61倍 極端なピラミッド型
B2 11.28% 1.05% 10.74倍 ピラミッド型
B4 4.66% 0.95% 4.91倍 2階建ての台形型

A4aの15.71倍、A4bの14.61倍という数字は、1位だけが別次元にいたことを示しています。10位のデッキの15倍も使われているデッキが君臨していたわけです。B2の10.74倍も同様で、メガアブソルex・サザンドラ・ウツロイドが11.28%で抜けていました。

対してB4は4.91倍。10位のフライゴンex(0.95%)を基準にしても、1位のメガレックウザex・ハクリュー(4.66%)は5倍弱にしかなりません。「1強」が存在しない環境だったことが、この指標でも裏付けられます。

 

5位→6位の断層としては史上2番目の大きさ

5位と6位のあいだの断層そのものも、過去と比べてみましょう。同じ計算を全16シーズンに当てはめると、もっとも大きな段差があったのはシーズンB2bで、5位のメガリザードンXex・メガリザードンYex・エンテイex(4.64%)から6位のメガフシギバナex(1.74%)へ、2.67倍の落差がありました。

B4の2.56倍は、これに次ぐ史上2番目の大きさです。B2bもB4も「上位5デッキと、その下」がはっきり分かれた環境だったことになります。

ただしB2bとB4では、断層の上にあるものが違います。B2bは1位が7.71%、TOP10合計も37.55%(史上2番目の高さ)で、上5デッキが濃い状態での断層でした。一方B4は1位4.66%・TOP10合計24.57%と上5デッキ自体が薄いままの断層です。同じ「TOP5環境」でも、B4のほうが上位の支配力が弱いという違いがあります。

 

実践的な結論 — 対策すべきは実質5デッキ、6位以下は汎用札で受ける

ここまでの数字をランクマの立ち回りに落とすと、やることはかなりシンプルになります。

  • 対策の対象は上位5デッキだけ: メガレックウザex・ハクリュー / フーパex・メガアブソルex・ダークライex / メガルカリオex・ウソハチ・ルカリオ / メガチルタリスex・エーフィ・ダークライ・ププリン / メガライボルトex・エレザード。この5つで19.15%を占める
  • 6位以下は個別対策しない: 6〜10位は合計しても5.42pt(24.57 − 19.15)。1つあたり1%前後で、専用の対策カードを積むには遭遇率が低すぎる
  • その代わり汎用札を厚く: どの相手にも腐らないカードを増やして、圏外75.43%のデッキと当たったときの事故を減らす
  • 上位5デッキは「順位」で重み付けしない: 1位4.66%と5位3.18%の差は1.48ptしかない。1位だけを重点対策する意味は薄く、5つを同格に見るのが正しい
  • 練習配分の目安: 5戦のうち1戦は上位5デッキ、残り4戦は未知のデッキ。知らない相手に対する初動の安定感を鍛えるほうがリターンが大きい

「TOP10を覚える」ではなく「TOP5だけ覚えて、あとは自分のデッキの再現性を上げる」。B4の数字が示しているのは、この一点です。

 

1〜5位のデッキを読む
上位5デッキの中身と弱点

シーズンB4 デッキ使用率1位から5位のデッキと使用率

図解は当サイト作成。図中に引用した画像の出典:ポケポケ公式X

シーズンB4のTOP10のうち使用率が3%を超えているのは1位から5位までの5デッキだけ。ここを押さえておけば「当たったときに何も分からないまま負ける」ことはなくなります。なお以下の中身はすべて攻略媒体(game8・GameWith・ポケらく)の記述にもとづくもので、公式が発表したのはデッキ名と使用率だけ。枚数配分に「正解」はありません。

 

1位 メガレックウザex・ハクリュー(4.66%)— エネを全部投げる一撃型

GameWithによるとメガレックウザexはHP180、2エネのワザは「炎と雷エネルギーをすべてトラッシュし、トラッシュしたエネルギーの数×50ダメージ」。打点が自分で溜めたエネルギー枚数に比例する極端な一撃型です。ハクリューと「にじいろの洞窟」がエネ供給を担い、game8の構築例では後攻2ターン目から100ダメージを連打できるウガツホムラを2枚積んで、溜めているあいだの時間を稼ぎます。序盤はウガツホムラで盤面を整え、終盤にメガレックウザexで決着——という流れです。

弱点はgame8が「要求パーツが多く、安定性に欠ける点がネック」と明言しています。キーカードを引けない、ハクリューへの進化が遅れる、それだけでテンポを失う。1位でありながら4.66%にとどまった理由の一端はここでしょう。対策は①ベンチ狙撃+アカギでハクリューを早期処理 ②スタジアム上書きやフィールドブロアーで「にじいろの洞窟」を破壊しエネ供給を断つの2つ。どちらも「殴り合う」のではなく「起動させない」方向です。

 

2位 フーパex・メガアブソルex・ダークライex(4.37%)— 毎ターン削り続ける継続型

1位とわずか0.29pt差。性格は正反対で、一撃ではなく確実に削るタイプです。game8はフーパexを「1エネで使えるワザが優秀。バトル場に30打点を与えつつ、相手のベンチポケモンにも20打点」と説明しています。さらに「フーパex+ダークライex+いんちきバリ」が揃うと、毎ターン バトル場60打点+ベンチ20打点を連打できる状態になります。メガアブソルexは相手のアカギをトラッシュできればサイクル戦に持ち込め、全体的に高HPで倒されにくい、というのがgame8の評価です。

弱点は構造そのもの。game8は「HP60のたねポケモンに対して強い」反面、高火力が出しにくいと指摘しています。削りきる前に大型で殴り返されると打点負けします。対策としてgame8が名指ししているのがビークインexデッキで、「140打点を出せるうえ、サザンドラやフーパexの弱点を突ける」ため。このビークインexこそ、B4のTOP10に9位(0.97%)で初めて名前が載ったデッキです。

 

3位 メガルカリオex・ウソハチ・ルカリオ(3.61%)— 2位を名指しで狩りに来た構築

このデッキで絶対に外せないのが、2位のフーパexと3位のメガルカリオexが、ウソハチ1枚で直接メタの関係に立っているという事実です。game8によれば、この構築がウソハチを採用している理由は「フーパexの1エネワザを無効化する」ため。公式が出したTOP10の2位と3位は偶然並んでいるのではなく、片方がもう片方を潰すために組まれています。使用率表を人気ランキングとして眺めるだけでは、絶対に見えない部分です。

本体性能はgame8いわく「3エネ140打点」を基盤に、各種サポートで最大210打点。伸ばす仕掛けが「いにしえの闘技場」と「コルニ」で、これらは相手のポケモンexに追加ダメージを与えます。TOP10がex中心のデッキだらけであることを考えれば、この「ex狩り」性能が3位を支えたと読むのが自然です。序盤はサワムラーのベンチ狙撃とウソハチで時間を稼ぎ、終盤にワンパンを狙います。

弱点は状態異常対策やスタジアム除去に弱いこと。生命線の「いにしえの闘技場」を上書き・破壊されると打点が伸びません。game8はもう1つ、メガチルタリスex&パンプジンデッキが弱点を突けると挙げています。なお普及の背景としてGameWithは「配信エリートデッキによる採用率の高さ」を指摘しています。

 

4位 メガチルタリスex・エーフィ・ダークライ・ププリン(3.33%)— 眠らせて殴る先行型

ポケらくとGameWithによれば、メガチルタリスexはHP190、2エネ40ダメージに自分のベンチのポケモンの数×30ダメージを追加して最大130ダメージ、トレーニングエリア併用で最大140打点。展開そのものが打点になります。そこに眠りのギミックが乗り、game8によるとププリンの10打点+ねむりとダークライの特性で、先行1ターン目から最大50打点。チルットの「うたう」とも噛み合い、相手が動けないあいだにベンチを並べて完成させる形です。周辺ではパンプジンが1エネ70打点で進化前を処理し、キュワワーが眠り返しに対応します。

弱点は眠り対策を積まれる環境では不利になること。勝ち筋が「相手が動けない時間」に依存しているためです。game8が挙げる対策はジバコイル&オドリドリデッキ(非exのチルタリスにも弱点を突ける)。なお1点だけ正直に書くと、公式TOP10にある「エーフィ」入り構築の枚数入りレシピは、今回の調査では取得できませんでした。公式の並びに最も近いのはgame8のダークライ型ですが、エーフィが何枚でどの枠と入れ替わるのかは媒体に記載がありませんので断定しません。

 

5位 メガライボルトex・エレザード(3.18%)— 先に2ポイント取ってから本番

勝ち方の設計がかなり変わったデッキです。game8によればメガライボルトexはHP180、2エネ80ダメージに自分がすでにとったポイント×30ダメージを追加、2ポイント取得済みなら2エネ140ダメージ。負けているときは弱く、勝っているときに加速する後追い型です。立ち回りは「先に2ポイント稼ぐ」ことに集約され、ゼラオラやオドリドリで先行してからメガライボルトexで一掃します。エレザード型の武器はGameWithが解説するベンチ狙撃で、「シトロンのリュック」2枚使用でバトル場80+相手ベンチ全員に50ダメージ。ベンチを並べて強くなる4位のようなデッキには致命傷になり得ます。

弱点は明快で、game8は「2ポイント取得後に展開できないと火力が出せない」と指摘。進化前のラクライのHPが低い点も弱みです。対策はgame8が5つ挙げており、①メガルカリオexデッキ(弱点を突け、「いにしえの闘技場」展開でワンパン可能)②「まもりのポンチョ」でベンチダメージを無効化 ③ラクライをワンパン ④マーズやレッドカードで進化事故を狙う ⑤ベンチ狙撃+アカギ、となります。

 

上位5デッキの比較表と、対策の早見表

1枚にまとめます。「軸」が同じデッキは1つもありません。一撃型・継続削り型・ex狩り型・眠り型・後追い加速型ときれいに分散しており、1位ですら4.66%しか出なかった理由の大きな部分がここにあります。

順位 デッキ 使用率 軸(勝ち方) 主エネ(媒体レシピ) 弱点
1 メガレックウザex・ハクリュー 4.66% 一撃型(エネ全トラッシュ×50) 炎・雷 要求パーツが多く安定性に欠ける
2 フーパex・メガアブソルex・ダークライex 4.37% 継続削り型(バトル場+ベンチ同時) 高火力が出しにくい
3 メガルカリオex・ウソハチ・ルカリオ 3.61% ex狩り型(3エネ140〜最大210) 状態異常対策・スタジアム除去に弱い
4 メガチルタリスex・エーフィ・ダークライ・ププリン 3.33% 眠り+ベンチ展開型(最大130〜140) 媒体のレシピ表に記載なし 眠り対策を積まれると不利
5 メガライボルトex・エレザード 3.18% 後追い加速型(取得ポイント×30) 媒体のレシピ表に記載なし 2ポイント取得後に展開できないと火力不足

実戦で効くのは性能の暗記ではなく「何を積めば刺さるか」。アカギ・フィールドブロアー・ベンチ狙撃の3つが、複数のデッキに共通で効いている点に注目してください。

相手 効くとされる対策 狙い
1位 メガレックウザex ベンチ狙撃+アカギ / スタジアム上書き・フィールドブロアー ハクリューと「にじいろの洞窟」を潰し、エネ供給を止める
2位 フーパex ビークインexデッキ / ウソハチ 弱点を突く、または1エネワザそのものを無効化する
3位 メガルカリオex 「いにしえの闘技場」の破壊・上書き / メガチルタリスex&パンプジン 210打点まで伸ばす仕掛けを外す
4位 メガチルタリスex ジバコイル&オドリドリデッキ / 眠り対策 非exのチルタリスにも弱点を通し、眠りの時間を奪う
5位 メガライボルトex メガルカリオexデッキ / まもりのポンチョ / ラクライをワンパン / マーズ・レッドカード / ベンチ狙撃+アカギ 2ポイント先行を許さず、ベンチダメージを無効化する

※ 対策の内容はいずれも game8 各デッキ記事および GameWith の記述にもとづく。

この5つを今から組むなら、ひとつだけ現実的な話を。B4のTOP10は「天空の支配者」までのカードプールで戦われた記録です。資産を投入する前に、いま剥いているパックのロケット団の野望で優先して確保したいカードも確認しておくと無駄が減ります。

 

6〜10位のデッキを読む
1%台の「刺さると強い」枠

シーズンB4 デッキ使用率6位から10位のデッキと使用率

図解は当サイト作成。図中に引用した画像の出典:ポケポケ公式X

6位以下は使用率がすべて1%台に落ちます。ただしここを「弱いデッキの寄せ集め」と読むと判断を誤ります。実際にはシリーズBを通して何度もTOP10に顔を出し続けている「常連」と、B4で初めて名前が載った「一発屋」が混在しているからです。

順位 デッキ 使用率 メガ シリーズBでのTOP10入り
6 パオジアンex・スイクンex・セグレイブ 1.24% なし 6回(B2a〜B4で連続)
7 メガリザードンYex・エンテイex 1.23% あり 2回(B1a / B4。近縁構成を含め4回)
8 メガフシギバナex 1.03% あり 5回(B1a・B2・B2a・B2b・B4)
9 ビークインex・オーガポン みどりのめんex・ツボツボex 0.97% なし 1回(B4が初)
10 フライゴンex 0.95% なし 1回(B4が初)

 

6シーズン連続TOP10 — パオジアンexという異常な息の長さ

ポケモンWikiに残る過去シーズンの公式発表値を1つずつ追うと、6位のパオジアンex・スイクンex・セグレイブが飛び抜けて特異であることが分かります。B2aで1位(8.44%)を取って以降、B2b・B3・B3a・B3b・B4と6シーズン連続でTOP10から一度も落ちていません。順位の推移は1位→3位→6位→4位→5位→6位。環境が何度も入れ替わっているのに、一度も圏外へ消えずに中位で生き残り続けているわけです。使用率だけは8.44%→1.24%まで落ちましたが、これは弱くなったというより、メガ進化デッキでTOP10の席が埋まっていった結果と読むほうが素直でしょう。

8位のメガフシギバナexも息が長い。B1aで3位(3.77%)に入りB2・B2a・B2bと4シーズン連続、B3〜B3bの3シーズンは圏外に消えたものの、B4で8位(1.03%)に復帰しました。一度環境から消えても戻ってこられるのは、デッキ単体の完成度が高い証拠です。

7位のメガリザードンYex・エンテイexは注意が必要です。まったく同じデッキ名での掲載はB1a(5位・2.92%)とB4(7位・1.23%)の2回ですが、B2では「メガリザードンYex・エンテイex・リザードン」が6位(1.56%)、B2bでは「メガリザードンXex・メガリザードンYex・エンテイex」が5位(4.64%)と、1枚違いの近縁デッキが別枠で載っています。公式の使用率はデッキ構成の組み合わせ単位で集計されるため、こうした分散が起きます。

 

常連と一発屋を並べた推移表

6〜10位の5デッキについて、シリーズBの各シーズンでの順位と使用率を並べました。上3つと下2つで見た目がまったく違うのが一目で分かるはずです。

シーズン パオジアンex・スイクンex・セグレイブ メガリザードンYex・エンテイex メガフシギバナex ビークインex系 フライゴンex
B1 圏外 圏外 圏外 圏外 圏外
B1a 圏外 5位 2.92% 3位 3.77% 圏外 圏外
B2 圏外 6位 1.56%(リザードン入り) 8位 1.39% 圏外 圏外
B2a 1位 8.44% 圏外 9位 1.62% 圏外 圏外
B2b 3位 6.40% 5位 4.64%(メガリザードンXex入り) 6位 1.74% 圏外 圏外
B3 6位 3.03% 圏外 圏外 圏外 圏外
B3a 4位 2.83% 圏外 圏外 圏外 圏外
B3b 5位 3.06% 圏外 圏外 圏外 圏外
B4 6位 1.24% 7位 1.23% 8位 1.03% 9位 0.97%(初) 10位 0.95%(初)

※ ポケモンWiki「ランクマッチ (ポケポケ)」掲載の公式発表値より作成。「圏外」はそのシーズンのTOP10に当該デッキ名の掲載がないことを示す。シリーズA(A2b〜A4b)の7シーズンには、この5デッキはいずれも一度も掲載されていない。

ビークインex系とフライゴンexは、公式が使用率を発表してきた15シーズンを通して、B4で初めて名前が載ったデッキです。そして2位のフーパexに対しgame8が「有効」と名指ししていたのが、まさにビークインexでした。上位デッキへのメタとして選ばれた結果、初めてTOP10に滑り込んだと考えると、0.97%という数字の意味が変わって見えてきます。

なお6〜10位のHPやワザのダメージといった性能値は、今回の調査では取得しておらず媒体の該当記事で別途確認が必要です。

 

遭遇率1%をどう扱うか — 個別対策より汎用札

実践的な結論です。使用率1%とは単純計算で100戦に1戦しか当たらないということ。6位から10位までを全部足しても5.42%、20戦に1戦程度です。この頻度のためにデッキの1枠を専用メタに割くのは、ほぼ確実に損をします。

  • やらないこと:6〜10位の特定デッキにしか刺さらない対策カードを1枠入れる。当たらない試合では死に札になる
  • やること:複数のデッキに共通で効いた汎用札(アカギ、フィールドブロアーなどのスタジアム・どうぐ除去、ベンチ狙撃)を優先して確保する
  • 覚え方:6〜10位は「勝ち方」だけ頭に入れ、当たったらその場で対応する。構築を歪めない
  • 例外:常連3デッキ(パオジアンex・メガリザードンYex・メガフシギバナex)は次シーズンも残る可能性が相対的に高いので、負け方だけは覚えておく価値がある

 

TOP10の87%が「メガ」入り
メガ進化環境の完成形

シーズンB4のTOP10はメガ入りデッキが87.1%を占める

図解は当サイト作成。図中に引用した画像の出典:ポケポケ公式X

B4のTOP10を1行ずつ見ていくと、すぐある共通点に気づきます。10デッキ中7デッキに「メガ」が入っているのです。しかも数の話にとどまりません。メガを含む7デッキの使用率合計は21.41%。TOP10全体の24.57%に対して、実に87.1%を占めます。

区分 該当デッキ(順位・使用率) 合計使用率 TOP10合計に占める割合
メガ入り 1位 メガレックウザex 4.66% / 2位 メガアブソルex 4.37% / 3位 メガルカリオex 3.61% / 4位 メガチルタリスex 3.33% / 5位 メガライボルトex 3.18% / 7位 メガリザードンYex 1.23% / 8位 メガフシギバナex 1.03% 7 21.41% 87.1%
非メガ 6位 パオジアンex 1.24% / 9位 ビークインex 0.97% / 10位 フライゴンex 0.95% 3 3.16% 12.9%
TOP10合計 10 24.57% 100%

非メガはたった3デッキ、合計3.16%。TOP10の中で見るかぎり、メガ進化は「選択肢のひとつ」ではなく前提条件になっていると言っていい数字です。

 

シリーズAにはメガが1つもなかった — B1で環境が丸ごと入れ替わった

これがいつからの現象なのかを、ポケモンWikiに残る公式発表値で確認しました。結果は驚くほどはっきりしています。シリーズAの7シーズン(A2b〜A4b)のTOP10には、メガを含むデッキが1つも存在しません。70枠すべてがメガなしです。

ところが2025年11月27日に始まったB1で、いきなりTOP5のうち4つがメガ入りになりました。1位メガアブソルex・アブソル・サザンドラ(7.63%)、3位メガチルタリスex・イエッサンex・リーシャン(6.41%)、4位メガバシャーモex・クイタラン(6.01%)、5位エンテイex・メガバシャーモex(3.52%)。この4つだけで23.57%です。偶然ではなく、B4という名前がパック「天空の支配者」のセット記号に由来するのと同じ理屈で、B1は拡張パック「メガライジング」実装後の最初のシーズンでした。

シーズン 開始 TOP10中のメガ入りデッキ数 メガ入りの合計使用率
A2b〜A4b(7シーズン) 2025年3月28日〜 0 0.00%
B1 2025年11月27日 6 25.53%
B1a 2026年1月9日 7 20.64%
B2 2026年2月11日 8 23.74%
B2a 2026年3月11日 6 17.33%
B2b 2026年4月13日 9 31.15%
B3 2026年5月13日 8 27.64%
B3a 2026年6月15日 7 22.97%
B3b 2026年7月15日 7 19.48%
B4 2026年8月12日 7 21.41%

※ ポケモンWiki「ランクマッチ (ポケポケ)」掲載の公式発表値(A2b〜B3b)および2026年9月14日の公式X発表(B4)をもとに、当ブログでデッキ名に「メガ〜ex」を含むものをメガ入りとして集計。

横に読むと、メガ入りデッキ数はB1の6からB2bの9まで増え、そこからB4の7へ落ち着いたことが分かります。合計使用率もB2bの31.15%をピークに、B4では21.41%まで下がりました。メガの「数」は環境を占め続けている一方で、そこに集まる人の割合は薄く広がっている——これがB4という記録の正体です。

 

「メガを持っていないと勝てない」のか

結論から言うと、「勝てない」と言い切れる根拠は公式データの中に存在しません。理由は3つ。1つめは非メガのデッキが3つ、実際にTOP10に残っていること。合計3.16%は小さく見えますが、10枠のうち3枠は事実です。2つめは、その筆頭であるパオジアンexが6シーズン連続でTOP10に入り続けていること。メガ全盛のシリーズBを非メガのまま生き延びたデッキが現に存在します。3つめは、9位のビークインexのように上位のメガデッキを狩るために選ばれた非メガデッキが新規で入ってきていること。

そもそも公式の使用率は「何人が使ったか」であって「何勝したか」ではありません。使用率が高い=強い、とは限らない点は常に頭の片隅に置いておいてください。

そのうえでメガ進化デッキを1つ組みたいなら、手持ちで完成に近いものを仕上げるのが最短です。どのパックを剥けばここで挙げたカード群に手が届くのかは、いま引くべきパックと復帰の手順をまとめた記事で整理しています。資源を投入する前に目を通しておくと失敗が減ります。

 

攻略サイトのTier表と公式の実測値
どこまで一致したか

攻略サイトのTier評価と公式の実測使用率の突き合わせ

図解は当サイト作成。図中に引用した画像の出典:ポケポケ公式X

公式がシーズンB4の使用率TOP10を出したことで、はじめて「攻略サイトが強いと言っていたデッキは、本当に使われていたのか」を照合できるようになりました。ただし照合を始める前に、前提をひとつだけ固定しておきます。Tier表は人間が付けた主観評価、使用率は運営が数えた実測値。この2つはそもそも測っているものが違います。一致していれば媒体の目が確かだったという話にはなりますが、ズレていても「媒体が間違い」とは限りません。ここを踏み外すと、以下の比較はぜんぶ意味を失います。

 

物差しが違う——Tierは「評価」、使用率は「カウント」

Tier表は、攻略媒体の編集者がカードの性能・構築の安定性・相性関係などを総合して並べたものです。基準は媒体ごとに違い、更新のタイミングも媒体の判断で決まります。一方、公式が9月14日19時30分に出した使用率は「2026年8月12日15時から8月26日14時59分までに、全ランクで実際に使われたデッキの割合」という、評価の入りようがないカウントです。片方は「強いはずだ」という予想、もう片方は「こう選ばれた」という結果。答え合わせと呼べるのは、両者が同じ期間を見ているときだけです。

 

GameWithの「Tier S以上」は、実測でも2位・3位だった

GameWithの「ランクマッチの環境デッキと相性表|B4シーズン」は2026年8月25日更新、つまりB4の集計期間(8月12日〜8月26日)のほぼ最終盤に書かれた記事です。ここで「Tier S以上」に置かれていたのはフーパex(天空の支配者)とメガルカリオex(波動ビート)の2本でした。そして公式の実測では、フーパex・メガアブソルex・ダークライexが2位4.37%、メガルカリオex・ウソハチ・ルカリオが3位3.61%。最上位評価の2本が、実測でも2位と3位に並んでいたことになります。主観と実測がよく一致した例と言っていいでしょう。

GameWithがTier A相当に置いていたのは、ビークインex / ジバコイルex / メガレックウザex / セグレイブ&スイクンex / サザンドラ / ダークライ(Sメガ) / メガサメハダーex / メガジュカインexなど。ここにメガレックウザexが含まれており、実測ではそのメガレックウザex・ハクリューが1位4.66%でした。評価の階層としては一段下に置かれていたデッキが、人数では最多だった——ということです。

デッキ(公式の表記) GameWith B4記事(8/25更新)の位置 公式B4の実測 読み取り
フーパex・メガアブソルex・ダークライex Tier S以上(フーパex) 2位 4.37% 評価と実測がほぼ一致
メガルカリオex・ウソハチ・ルカリオ Tier S以上(メガルカリオex) 3位 3.61% 評価と実測がほぼ一致
メガレックウザex・ハクリュー Tier A相当 1位 4.66% 評価より人数が上に出た
パオジアンex・スイクンex・セグレイブ Tier A相当(セグレイブ&スイクンex) 6位 1.24% 評価より人数は少ない
ビークインex・オーガポン みどりのめんex・ツボツボex Tier A相当(ビークインex) 9位 0.97% 評価より人数は少ない
メガライボルトex・エレザード 同記事のTier上位の記載なし 5位 3.18% Tier表の外側にも人は集まる
メガチルタリスex・エーフィ・ダークライ・ププリン 同記事のTier上位の記載なし 4位 3.33% Tier表の外側にも人は集まる

※ GameWith側の区分は「ランクマッチの環境デッキと相性表|B4シーズン」(更新 2026年8月25日)の記載にもとづく。公式側の数値は 2026年9月14日の公式X発表。

 

Game8がTier1に置く「スイクンex&セグレイブ」は、公式B4では6位1.24%

もうひとつの大手、Game8の「最強デッキランキング・最新環境Tier表」では、Tier1にスイクンex&セグレイブ、メガルカリオex&サワムラー、エーフィ&ダークライの3本が並んでいます。Tier2はフーパex&ダークライex、エレザード&メガライボルトex、ビークインex&ツボツボex、メガアブソルex&サザンドラ、ジバコイル&オドリドリ。このうちTier1筆頭のスイクンex&セグレイブに対応する公式B4の順位は、パオジアンex入り構築の6位1.24%です。5位(3.18%)との間には2.56倍の断層があり、人数の面ではTOP5に食い込んでいません。

これは「強い(Tier)」と「使われている(使用率)」が一致しない典型例です。強さの評価が高くても、要求パーツが重い、必要なカードを持っていない、扱いが難しいといった理由で人数が伸びないことは普通に起こります。逆に言えば、使用率6位のデッキに当たったとき「格下だ」と構えるのは危険ということでもあります。

 

ここが肝心——「媒体が間違っていた」とは書けない

ここまでの比較を読んで「Game8のTier表は外していたのでは」と思った方、いったん止まってください。突き合わせている2つの時点が、そもそもズレています。GameWithのB4記事は8月25日更新、これは公式の集計期間(8月12日〜8月26日)のなかに収まっています。一方、Game8のTier表は新弾「ロケット団の野望」(8月27日10時配信)よりの評価です。公式データの集計終了は8月26日14時59分ですから、公式データのほうが古いという関係になっています。

新しい評価と古い実測を並べて「一致しなかった」と結論するのは、単純に筋が通りません。ここで言えるのは「同じ期間を見ていたGameWithの最上位2本は実測と揃った」ということと、「期間が違う評価と実測は、そもそも比べる対象ではない」ということの2点だけです。Tier表を見るときは、まず更新日を見る。これが実務的な結論になります。

 

「使用率」「勝率」「Tier」を混ぜないための整理表

この章で扱った混乱の正体は、性質の違う3つの数字が同じ「強さの指標」として流通していることです。分けて持てば迷いません。

指標 何を数えているか 誰が出すか この記事での実例 読むときの注意
使用率 そのデッキを選んだ人の割合 運営(公式X) B4 1位 4.66% 人気の指標。強さではない
勝率 試合に勝った割合 非公式DB等。公式B4の発表には含まれない Limitless(非公式)でメガルカリオex 50.24% 母集団が競技勢に寄る
Tier 編集者による総合評価(数えていない) 攻略媒体 GameWith「Tier S以上」/ Game8「Tier1」 基準も更新日も媒体ごとに違う

使用率が高いデッキは「当たる頻度が高い」ので対策の優先度は上がりますが、それは「そのデッキが最強」という意味ではありません。逆にTierが高いデッキは「上手く回れば強い」という評価であって、「よく当たる」保証はありません。対策を組むなら使用率、デッキを選ぶならTierと勝率——用途で使い分けるのが正解です。

なお本記事は使用率という1本の軸を扱う記事なので、上位デッキの構築や回し方までは踏み込みません。そこはロケット団の野望環境の最強デッキとTier表をまとめた記事にレシピつきで整理してあります。ただしこちらは2026年8月28日=新弾配信後の時点の評価、今回の公式データは8月26日まで=新弾前の実測です。同じ期間を見ていないので、突き合わせるときは必ずこの時点の差を頭に入れてください。

 

「海外大会の使用率」と「公式ランクマの使用率」は別物
3層の使い分け

ポケポケの使用率データ3層 運営実測・非公式大会DB・媒体Tierの違い

ネット上で「ポケポケの使用率」と呼ばれている数字は、実は最低3種類あります。出どころが違えば母集団も違い、当然順位も変わります。にもかかわらず、同じ「使用率」という言葉で語られているので混乱が起きます。ここで層を分けておきましょう。

 

3つの層——運営の実測・非公式大会DB・媒体のTier表

代表例 母集団 強み 弱み
①運営の全ランク実測 公式X「デッキ使用率TOP10」(今回のデータ) シーズン中の全ランクのプレイヤー ランクマで実際に当たる相手の分布そのもの シーズン単位でしか出ず、発表も遅れる(B4は終了から約19日後)
②非公式の大会DB Limitless TCG(非公式)の登録デッキ集計 ユーザー主催大会に出た層(自己選抜) 最新の環境が反映される。勝率も見られる 競技勢バイアス。ランクマ全体の分布ではない
③媒体のTier表 Game8・GameWith等の最強デッキランキング 母集団なし(編集者の評価) 理由・相性・回し方の解説が付く 主観。基準と更新日が媒体ごとに違う

この3層は優劣ではなく用途の違いです。①はランクマの対策を決めるとき、②は新弾直後に今どうなっているかを掴むとき、③はデッキの中身を理解するときに使う。順位が違っていても、どれかが嘘をついているわけではありません。

 

②で見る新弾後の景色——Limitless(非公式)のB4a環境データ

実際に②の層を覗いてみます。非公式の大会データベースであるLimitless TCGの、セットB4a(ロケット団の野望)環境の集計です。規模は86大会・8,016プレイヤー・21,234マッチ(取得時点)。あらためて書きますが、これは非公式のデータであり、運営が出した使用率とは母集団も期間もまったく違います

順位 デッキ(DB表記/訳) シェア 勝率
1 Mega Lucario ex / Lucario(メガルカリオex系) 8.60% 50.24%
2 Mega Altaria ex / Espeon(メガチルタリスex・エーフィ) 6.30% 53.25%
3 Butterfree / Mega Sceptile ex(バタフリー・メガジュカインex) 4.95% 52.02%
4 Vespiquen ex / Shuckle ex(ビークインex・ツボツボex) 4.63% 51.39%
5 Suicune ex / Baxcalibur(スイクンex・セグレイブ) 4.07% 51.05%
6 Hydreigon / Mega Absol ex(サザンドラ・メガアブソルex) 3.47% 49.90%
7 Team Rocket's Weezing ex / Hoopa ex(ロケット団のマタドガスex・フーパex) 3.42% 48.75%
8 Mega Blaziken ex(メガバシャーモex) 2.99% 50.54%
9 Magnezone / Miraidon ex(ジバコイル・ミライドンex) 2.63% 52.37%
10 Mega Manectric ex / Heliolisk(メガライボルトex・エレザード) 2.30% 52.33%
11 Mega Charizard Y ex / Entei ex(メガリザードンYex・エンテイex) 2.16% 51.05%
12 Mega Sceptile ex / Greninja(メガジュカインex・ゲッコウガ) 2.13% 52.47%
13 Dragonair / Mega Rayquaza ex(ハクリュー・メガレックウザex) 1.98% 51.62%

※ 出典は非公式DB「Limitless TCG」のセットB4a環境集計(取得時点の値)。公式発表ではありません。日本語名は対応するカード名を添えたもの。

目を引くのは2点です。1つめ、公式B4で1位だったメガレックウザex・ハクリューが、この表では13位1.98%にいること。2つめ、公式B4で3位だったメガルカリオexが、この表では1位8.60%にいることです。さらに7位には新弾カードを採用したロケット団のマタドガスex・フーパex型が3.42%で入っており、新弾が競技環境に入り込んでいることも見て取れます(ただし勝率48.75%は表のなかで最も低い部類です)。

 

それでも「順位が入れ替わった」とは書けない理由

ここが一番大事なところです。公式のB4は全ランクのプレイヤーを対象にした8月12日〜8月26日のランクマ使用率、Limitlessはユーザー主催大会に登録されたデッキを集めた非公式の集計母集団も期間も違うので、「1位から13位に転落した」という書き方は成立しません。片方は全プレイヤーの人気、片方は競技志向の層が持ち込んだ構築であって、そもそも同じものを数えていないからです。

正確に言えるのはこうです——集計母体は違うが、新弾後の競技環境ではメガルカリオexが最多、メガレックウザex系は上位から離れた位置にいる。そして公式B4のデータは新弾配信前の実測なので、この2つを引き算して「新弾でこれだけ動いた」と計算することもできません。使えるのは「方向として何が増え、何が減っていそうか」という当たりを付けるところまでです。

 

大手媒体でも、この3層は混ざっている

実際、この混同は個人ブログに限った話ではありません。B4シーズンを名乗る大手媒体の環境記事が、本文で参照しているのは8月9日〜8月19日の非公式大会の結果であり、それをそのまま「ランクマッチ環境」として提示している例があります。公式の使用率の数値も、集計期間8月12日〜8月26日という情報も、その記事には載っていません。別の媒体でも、大会規模のデッキ集計をそのまま環境として扱い、「大会データ」と「公式ランクマデータ」が別物であることの明示すらない状態でした。

読者側の防衛策はシンプルで、記事を開いたら「その数字は誰が数えた、いつの、どの層の数字か」を先に探すことです。書いていなければ、その順位は参考程度に留める。それだけで環境の読み違いはかなり減ります。

 

混乱注意
「B4a」はパック名でもあり、次のランクマシーズン名でもある

B4aはパック名でもありランクマッチのシーズン名でもある

図解は当サイト作成。図中に引用した画像の出典:ポケポケ公式X

ここまで何度か出てきた「B4a」という記号ですが、これが検索とSNSで最も混乱を生んでいる部分です。結論から書くと、B4aは拡張パック「ロケット団の野望」のセット記号であり、同時に次のランクマッチのシーズン名でもあります。同じ記号が別のものを指しているのではなく、シーズン名がパックのセット記号から取られているため、必然的に一致しているのです。

 

シーズン名=その時点の拡張パックのセット記号

ポケポケのランクマッチのシーズン名は、そのシーズンが回っている時点の拡張パックのセット記号と一致しています。B4シーズンは拡張パック「天空の支配者」(セット記号B4・2026年7月30日登場)の実装後に開催されたシーズン、B4aシーズンはテーマ拡張パック「ロケット団の野望」(セット記号B4a・2026年8月27日配信)に対応するシーズン、という関係です。過去も同様で、B1=メガライジング、B2=夢幻パレード、B2b=シャイニングメガ、B3b=ミラクルデイズの各実装後シーズンがそれぞれ同じ記号を名乗っています。

セット記号 拡張パック名 同名のランクマシーズン会期
B1 メガライジング 2025年11月27日15:00〜12月14日14:59
B2 夢幻パレード 2026年2月11日15:00〜2月25日14:59
B2b シャイニングメガ 2026年4月13日15:00〜4月27日14:59
B3b ミラクルデイズ 2026年7月15日15:00〜7月29日14:59
B4 天空の支配者(2026年7月30日登場) 2026年8月12日15:00〜8月26日14:59(今回のデータ)
B4a ロケット団の野望(2026年8月27日10:00配信) 「近日開催予定」=公式未発表

つまり「B4a」という4文字は、すでに配信済みのパックを指すこともあれば、まだ始まっていないシーズンを指すこともある。前者は8月27日から遊べていて、後者は9月15日時点でまだ開幕していない——同じ記号なのに状態がまったく違うわけです。

 

「a」付きは特殊ではなく、シリーズごとの標準運用

「B4aって何だ、イレギュラーなのか」と身構える必要はありません。派生シーズンは過去に何度も回っています。A3→A3a→A3b、A4→A4a→A4b、B1→B1a、B2→B2a→B2b、B3→B3a→B3b。むしろ各シリーズで無印→a→bと派生していくのが標準の運用であり、B4→B4aはその流れをそのままなぞっているだけです。

シリーズ 無印 a b 備考
A2 A2b ランクマ初実装(2025年3月28日)がA2b
A3 A3 A3a A3b 3シーズンをフル運用
A4 A4 A4a A4b 3シーズンをフル運用
B1 B1 B1a bなしで次シリーズへ
B2 B2 B2a B2b 3シーズンをフル運用
B3 B3 B3a B3b 3シーズンをフル運用
B4 B4 B4a(近日開催予定) 未発表 bが来るかは公式未発表

補足しておくと、A1・A1a・A2のランクマッチは存在しません。ランクマッチの実装が2025年3月28日で、最初のシーズンがA2bだったためです。「A1から数えて何シーズン目」という数え方をすると必ずズレるので注意してください。正しくはA2bからB4までの16シーズンです。

 

「B4a」で検索したときの切り分け方

この二重性は検索結果にそのまま出ます。実際に「ポケポケ B4a」で調べると、上位に並ぶのは新弾「ロケット団の野望」のカードリスト・当たりカードランキング・個別カードの入手方法といったパック関連の記事ばかりで、ランクマッチのシーズンB4aを扱った記事は見当たりません。公式が「近日開催予定」としか言っていない以上、書ける情報がまだないからです。

そこで、自分が何を知りたいのかを先に決めてから検索語を足すと早く着きます。

  • パックのB4aを知りたい:「ロケット団の野望」「B4a カードリスト」「B4a 当たり」のようにパック名そのものを足す。カード性能・封入・引くべきかの記事に着地します
  • シーズンのB4aを知りたい:「B4a ランクマッチ」「シーズンB4a 開催」のようにランクマ側の語を足す。ただし9月15日時点では日程そのものが未発表なので、出てくるのは予測記事です
  • 環境を知りたい:「使用率」なら運営の実測、「Tier」なら媒体の主観、「大会」なら非公式DBに着地する。前章の3層がそのまま検索語に対応しています

もうひとつ、紙のポケモンカードの記事が混ざる点にも注意が必要です。「環境デッキ」「最強デッキ ランキング」といった語で調べると、検索結果の半分近くが紙のポケカの記事になることがあります。アプリの話を探しているときは「ポケポケ」を必ず検索語に入れる——これだけで無駄な回り道が消えます。

 

シーズンB4aはいつ開幕するのか
空白20日と、当ブログの予測が外れた話

シーズン間インターバルの比較 B4終了から20日が経過し最長を更新中

先に、いちばん大事なことを書きます。2026年9月15日の時点で、ランクマッチ シーズンB4aの開催日程は公式未発表です。9月14日19:30の公式Xのポストに書かれていたのは「ランクマッチ シーズンB4a も近日開催予定」という一文だけで、開始日も開始時刻も、必要ランクポイントも、いっさい告知されていません。「近日」以上の情報は、現時点でどこにも存在しません。

ここから先で書けるのは、過去の会期から計算できる事実と、その事実から言えることの限界だけです。そしてもうひとつ、当ブログが以前の記事で出した開幕日の予測が外れたことも、この章で正直に報告します。

 

B4終了から20日 — 過去のインターバルを全部計算してみた

ランクマッチは、前のシーズンが終わってから次のシーズンが始まるまでに、必ず数日から数週間の空白があります。この「インターバル」が何日だったかを、ポケモンWikiに掲載されている全シーズンの会期からひとつずつ計算したのが次の表です。

前シーズン(終了日) 次シーズン(開始日) インターバル 備考
A4b(2025年10月27日) B1(2025年11月27日) 31日 シリーズA→シリーズBの切り替わり
B1(2025年12月14日) B1a(2026年1月9日) 26日 年末年始をまたぐ
B1a(2026年1月26日) B2(2026年2月11日) 16日
B2(2026年2月25日) B2a(2026年3月11日) 14日 直近では最短タイ
B2a(2026年3月25日) B2b(2026年4月13日) 19日
B2b(2026年4月27日) B3(2026年5月13日) 16日
B3(2026年5月27日) B3a(2026年6月15日) 19日 直近8回での最長
B3a(2026年6月29日) B3b(2026年7月15日) 16日
B3b(2026年7月29日) B4(2026年8月12日) 14日 直近では最短タイ
B4(2026年8月26日) B4a(未発表) 20日経過中 9月15日時点。記録更新中

※ 各シーズンの会期はポケモンWiki「ランクマッチ (ポケポケ)」の掲載値。インターバルの日数は、終了日から次シーズン開始日までを当サイトが算出したものです(公式が発表している数値ではありません)。

 

この表を上から下まで見ると、はっきりした形が出ます。シリーズBが軌道に乗ってからの直近8回(B1a→B2 以降)のインターバルは、14日・19日・16日・19日・16日・14日と、すべて14〜19日の範囲に収まっています。19日を超えたことは一度もありません。上の2行にある31日と26日は、シリーズAからシリーズBへの切り替わりと年末年始という特殊事情で、通常運用のリズムとは別物です。

ちなみに表には入れていませんが、シリーズA(A2b〜A4b)のインターバルは6回連続ですべて4日でした。シリーズAは1シーズンが約1か月と長く、その分だけ間隔が短かったわけです。シリーズBは会期が約2週間に縮み、代わりにインターバルが2週間強へ伸びた、という構造になっています。

そのうえで、今回です。B4は8月26日14:59に終了し、9月15日の時点で20日が経過しています。まだ開幕していないので確定値ではありませんが、この時点ですでに直近8回の最長記録(19日)を上回りました。つまりシリーズBの通常運用に入って以降で、いちばん長い空白がいま進行中ということになります。

 

【お詫び】当ブログの開幕日予測は3候補すべて外れました

ここからが、この章でいちばん書きづらく、それでも書かなければいけない部分です。

当ブログは2026年9月5日公開の記事で、次シーズンの開幕日を予測していました。内容は「2026年9月9日(水)15:00の開幕が最有力。次点が9月10日(木)、上限側の候補が9月14日(月)」というものです。根拠として、①公式Xの使用率TOP10ポストの2日後に開幕する ②拡張パック実装から13〜18日後に同型番シーズンが始まる ③前シーズン終了から14〜19日後に始まる、という3つの規則性を挙げていました。

結果は、次のとおりです。

項目 9月5日時点の予測 9月15日時点の結果
開幕日【最有力】 9月9日(水)15:00 外れ(開幕せず)
開幕日【次点】 9月10日(木)15:00 外れ(開幕せず)
開幕日【上限候補】 9月14日(月)15:00 外れ。同日に公式Xが出したのは開幕告知ではなくB4の使用率TOP10発表で、文末は「B4a も近日開催予定」
根拠②パック実装から13〜18日 8月27日実装 → 9月9日〜14日の窓 9月15日時点で19日経過。窓を超過=規則性が破れた
根拠③前シーズン終了から14〜19日 8月26日終了 → 9月9日〜14日の窓 9月15日時点で20日経過。窓を超過=規則性が破れた

※ 経過日数は当サイトが算出。

 

3つの候補は、すべて外れました。言い訳をせずに理由を書くと、外れた原因ははっきりしています。当ブログが土台にした2本の規則性、つまり「パック実装から13〜18日」と「前シーズン終了から14〜19日」が、今回にかぎって両方とも成立しなかったからです。過去8シーズンぶんのデータで一度も破られていなかった範囲だったので、当ブログはその外側を「傾向から外れる」として切り捨てました。ところが実際の運営は、その切り捨てたゾーンに入ってきたわけです。

過去の規則性が強固に見えたからといって、次も同じとはかぎらない。予測を信じて9月9日にランクマ用の砂時計や時間を空けていた方には、素直にお詫びします。この記事で、いったん予測を引っ込めて事実ベースに戻します

なお、ランクの段位構成(全17段階)や必要ランクポイント、勝敗でのポイント増減、シーズン終了後にもらえるパック砂時計とエンブレムといったランクマッチの常設ルールまわりは、この記事では扱いません。そちらは砂時計100個「ポケポケ」知らないと損するランクマ報酬とランク上げに一本化してまとめてあるので、仕組みから確認したい方はそちらをご覧ください(上の予測を書いたのも同じ記事です)。

 

それでも言えること、言えないこと

では、いま何が言えるのか。線引きをはっきりさせておきます。

  • 言えること①:B4aの開幕日は公式未発表である。「近日開催予定」以外の情報は公式からゼロ。
  • 言えること②:前シーズン終了からのインターバルは、シリーズBの通常運用では14〜19日だった。今回はすでに20日で、その範囲を出ている。
  • 言えること③:公式Xが「シーズン○○ デッキ使用率TOP10」を投稿したあとに次のシーズンが始まる、という順序は、B3・B3a・B3b・B4のいずれの回でも共通していた。9月14日にB4のTOP10が出たということは、順序としては次が開幕フェーズに当たる。
  • 言えないこと:その「次」が何月何日の何時なのか。日付は一切断定できません。上の③は順序の話であって、日数の話ではありません。

今回いちばんの教訓は、過去の規則性は「絶対にこの日」を当てる道具ではなく、「そろそろ来てもおかしくない時期」を知る道具でしかないということです。20日という数字が意味するのは「いつ来てもおかしくない状態が、もう10日以上続いている」であって、それ以上でも以下でもありません。実際の日程は公式発表を待ちましょう。

 

B4a開幕までにやるべきこと
9〜10月の締切カレンダー

ポケポケ2026年9月から10月の締切カレンダー

図解は当サイト作成。図中に引用した画像の出典:ポケポケ公式X

開幕日が読めない以上、プレイヤー側にできる最善は「いつ始まっても困らない状態を作っておくこと」です。そしてそのために最初にやるべきなのは、デッキの研究でも砂時計の使い道でもなく、期限があるものを先に片づけることです。

理由は単純で、B4aが始まったら、ランクマッチに時間を持っていかれるからです。シリーズBのシーズンは会期が約2週間しかありません。開幕してから「あのイベントの締切が明日だった」と気づいても、ランク上げと周回のどちらかを捨てることになります。逆に言えば、開幕日が未発表のいまは期限つきのタスクを消化する絶好の期間です。

 

2026年9〜10月の締切カレンダー

公式および攻略媒体で日程が出ているものを、締切の早い順に並べました。「予定」としか出ていないものは、日付未確定であることを明記しています

期日 内容 確定/予定の別
9月20日(日)14:59 ロケット団のラプラス ドロップイベント 終了(9月10日15:00開始) 確定(公式Xで日時発表)
9月中旬〜9月下旬 フォッコ・ニャオニクス ゲットチャレンジ 予定・日付未確定(幅表記のみ)
9月29日(火)14:59 ロケット団の特別任務 終了(8月28日15:00開始) 確定(攻略媒体掲載の日程)
10月1日(木)14:59 ロケット団の謎解き大作戦 終了(8月27日開始) 確定(攻略媒体掲載の日程)
日付未定 ランクマッチ シーズンB4a 開幕 予定・日付未確定(公式は「近日開催予定」のみ)
2026年10月 新シリーズ(デュアルタイプ)スタート 月のみ公式発表・日付未公開
(参考)9月10日14:59 ロケット団の野望 エンブレムイベント 終了済み
(参考)9月12日14:59 コミュニティウィーク 終了済み

 

いちばん近い締切は9月20日(日)14:59のラプラス ドロップイベントです。これは公式Xが日時まで明記している数少ない確定案件で、9月10日15:00に始まって10日間しかありません。ドロップイベントはイベント期間内にしか回せず、終わってしまえばプロモカードの入手機会もその場で消えます。周回に使うデッキや交換チケットの配分については9月20日で終わる「ポケポケ」知らないと損するロケット団のラプラス周回デッキと交換チケットにまとめてあるので、まだ手をつけていない方はこの記事より先にそちらを確認してください。もしB4aが9月20日より前に始まったら、ランクマと周回が真正面からぶつかります。先に消化しておく価値が高いのはこちらです。

次に効いてくるのが9月29日14:59の特別任務10月1日14:59の謎解き大作戦です。この2つはドロップイベントと違って長期間の開催で、1日あたりの負担も軽め。ランクマッチと並行して進めやすい枠です。任務の内訳や獲得できるエンブレムについては9月末まで全回収「ポケポケ」知らないと損する特別任務とエンブレムで整理しているので、取りこぼしがないか照らし合わせておくと安心です。

そして、この記事でいちばん先を見ている行にも触れておきます。2026年10月から新シリーズが始まります。1枚のカードが2つのタイプを持つ「デュアルタイプ」という新要素が入る大型アップデートで、月だけは公式発表済み、具体的な日付は未公開です。環境が根本から作り直される可能性があるため、B4aのためだけに手持ちの資源を全部使い切るのは得策ではありません。新シリーズで何が変わるのかは10月で差がつく「ポケポケ」知らないと損する新シリーズとデュアルタイプにまとめています。

 

開幕前にやることの優先度表

上のカレンダーを「先にやる順」に組み替えたものが次の表です。基準はシンプルで、期限が近いものほど上、期限がないものほど下です。

優先度 やること 理由・期限
最優先 ラプラス ドロップイベントの周回 9月20日14:59で終了。期間内にしか回せない
特別任務の未消化ぶんを消す 9月29日14:59。並行消化しやすいが総量が多い
謎解き大作戦のシリアルコード回収 10月1日14:59。締切がいちばん遠いが忘れやすい
開幕時に握るデッキを2〜3本に絞っておく 開幕日が未発表=いつ始まっても動ける状態が正解
パック砂時計の温存判断 10月に新シリーズ開始。全部使い切らない
ランク上げの計画を立てる 期限なし。必要ポイントは開幕後に確認できる
開幕日の予想に時間を使う やらなくていい。公式未発表で当てようがない

 

「中」に入れたデッキを2〜3本に絞るというのは、B4aが始まってから慌てて構築を考えない、という意味です。開幕直後はランクポイントの伸びがいちばん素直な時間帯なので、そこで「何を使うか迷う」時間を発生させないのがコツです。実際に開幕してからのランク上げの段取り — どの段位でどれだけポイントが要るのか、負けたらどうなるのか、報酬をいつ受け取るのか — はランクマ報酬とランク上げの記事にチェックリスト形式でまとめてあるので、開幕告知が出たらそちらを開いてください。この記事では仕組みの再掲はしません。

そして最後の行、「開幕日の予想に時間を使う」は、やらなくていいと明言しておきます。当ブログが3候補を外したうえで言うのですから、説得力はあるはずです。公式Xの告知が出た瞬間に動けるようにしておけば、それで十分間に合います。

 

ゲートン
ゲートン
正直に言うぜ。オレたちの9月9日予想は外れた、しかも3候補まるごとだ。過去8シーズンで一度も破れなかった規則性が、今回だけ2本とも折れたんだよな。だからこの記事じゃ新しい開幕日は言わねえ。代わりにやることは決まってる——9月20日14:59のラプラス、9月29日の特別任務、10月1日の謎解き。締切があるやつから先に潰しておけば、B4aがいつ来ても慌てなくて済むぜ。

 

攻略を加速するQ&Aコーナー(初心者〜中級の悩みを一気に解決)

Q1:デッキ使用率TOP10はいつ発表されるの?
A:公式が「何日後に出す」と告知しているわけではありませんが、シーズン終了後に公式X(@PokemonTCGP_JP)が投稿するのが恒例になっています。今回のB4は8月26日14:59終了 → 9月14日19:30発表で、約19日後でした。ポケモンWikiにはA2b以降の15シーズンぶんの使用率が掲載されており、毎シーズン発表されていることが確認できます。発表は画像1枚のポストで、対象は全ランクです。

Q2:使用率1位=最強デッキということ?
A:いいえ。使用率は「何人が使ったか」であって、「どれだけ勝ったか」ではありません。公式が発表しているのは使用率だけで、勝率は公表されていません。組みやすい・素材が配布されている・攻略サイトで紹介されたといった理由でも使用率は上がります。B4の1位は「メガレックウザex・ハクリュー」の4.66%ですが、これは「100人中4〜5人が握っていた」という意味で、強さの順位ではありません。

Q3:ランクマッチ シーズンB4aはいつから?
A:2026年9月15日時点で公式未発表です。9月14日の公式ポストにあるのは「近日開催予定」の一文のみで、日付も時刻も出ていません。前シーズンB4は8月26日14:59に終了しており、9月15日時点で20日が空いています。シリーズBの過去のインターバル(14〜19日/当サイト算出)はすでに超えているので、いつ告知が出てもおかしくない状態ですが、日付の断定はできません。

Q4:マスターボールランクには何ポイント必要?
A:媒体によって数字が食い違っています。ポケモンWikiとgame8は1450pt、ポケらくは会期が短かったB1・B2シーズンについて930pt、GameWithのB4記事は約810pt以上と記載しています。理由は必要ポイントがシーズンごとに運営側で調整されているためで、参照しているシーズンが違えば数字も変わります。B4時点の正確な閾値は公式未発表なので、どれか1つを鵜呑みにせず、開幕後にアプリ内の表示で確認するのが確実です。

Q5:負けるとランクポイントは減るの?
A:ここも媒体の記述が真っ向から対立している論点です。ポケモンWikiと攻略大百科は「ビギナーは減点なし、モンスターボール・スーパーボールは-5pt、ハイパーボールは-7pt、マスターボールは-10pt」としています。一方GameWithのB4記事は「ハイパーボールランク4までは負けても減少しない。マスターボールのみ-10pt」と書いています。どこかのシーズンで仕様が緩和された可能性はありますが、その時期を明示した公式発表は見つかっていません。両方の可能性を頭に入れて、減点ありの前提で動くのが安全です。なお勝利時は基本+10pt、連勝ボーナスは2連勝+3から5連勝以上+12という記載で複数媒体が一致しています。

Q6:ランクの降格はある?
A:あります。ポケモンWikiによると、敗北で現在ランクの必要ポイントを下回った場合、スーパーボールランク2〜4とハイパーボールランク2〜4では1つ下のランクに落ちます。ただしシーズンA4(2025年7月31日開始)以降、ハイパーボールランク1とマスターボールランクからのシーズン中の降格は廃止されました(ポケモンWiki・game8・ポケメモで記述がほぼ一致)。注意点として、シーズン開始時に前シーズンの成績に応じて初期ランクが調整される仕組みは残っています。「シーズン中は落ちない」と「シーズンをまたいでも落ちない」は別の話です。

Q7:無課金でもランクマで勝てる?
A:B4のデータから言えるのは、環境が特定の1デッキに支配されてはいなかったということです。1位でも4.66%、TOP10を全部足しても24.57%で、残り75.43%はTOP10圏外のデッキでした。つまり「この1本を対策すれば勝てる」という環境ではなかった代わりに、「有名デッキを持っていないと土俵に立てない」環境でもなかったということです。ただしこれは新弾「ロケット団の野望」配信前のデータで、現在の環境を保証するものではありません。デッキ資産の整え方は当ブログの復帰・資産づくり系の記事のほうが詳しいので、そちらもあわせてどうぞ。

Q8:メガシンカ持ちがいないとランクマは無理?
A:そんなことはありません。確かにB4のTOP10はメガを含むデッキが7つあり、その合計使用率はTOP10全体の87.1%を占めていました。ただし非メガのデッキも3つ入っています。6位「パオジアンex・スイクンex・セグレイブ」1.24%、9位「ビークインex・オーガポン みどりのめんex・ツボツボex」0.97%、10位「フライゴンex」0.95%の3本で、合計3.16%です。母数は小さいものの、メガなしでもTOP10圏内に入る構築は実在したというのが公式データの示す事実です。

Q9:デッキ使用率はどうやって調べればいい?
A:公式ランクマッチの使用率は公式X(@PokemonTCGP_JP)のシーズン終了後のポストが唯一の一次情報です。これ以外に「使用率」を名乗るデータもありますが、代表的な非公式DBのLimitless TCGはユーザー主催大会に投稿されたデッキの統計であり、母集団がまったく違います(競技志向のプレイヤーに偏る)。攻略サイトのTier表にいたっては編集者の主観評価で、実測値ですらありません。「運営の全ランク実測」「非公式の大会データ」「媒体の主観Tier」は3つとも別物として読み分けてください。

Q10:紙のポケモンカードの環境と使用率は同じ?
A:まったくの別物です。ポケポケ(ポケモンカードゲームポケット)はアプリ専用のタイトルで、カードプールもルールも紙のポケモンカードゲームとは独立しています。この記事で扱っている数字はすべてポケポケのランクマッチ シーズンB4(集計期間 2026年8月12日15:00〜8月26日14:59・全ランク対象)のもので、紙のポケカの大会環境とは一切関係ありません。検索すると「ポケカ環境デッキランキング」のような紙側の記事が混ざって出てくるので、数字を見るときは必ず「ポケポケの」データかどうかを確認してください。ポケポケ側のデータを探すときは「ポケポケ」「ランクマッチ」「シーズン名(B4など)」をセットで検索すると混ざりにくくなります。